Vol.02 寶菓匠 菅屋様

アスカデザインの代表である丸尾さんとお会いしたのが2017年のこと。
父である二代目は、菅屋のお菓子をいろんな方に知ってもらいたいという想いは強いものの、どちらかというとネット関係に明るくないので、窓口として私に白羽の矢が立ちました。
丸尾さんからはお会いしたその場で、いろいろとアドバイスをいただき、おおまかな方向性を示してもらいました。
その後、社内でも話し合い「アスカデザインなら親身になって寄り添ってもらえるのでは？」という結論に至り、正式に依頼することになりました。
私自身、これから具体的に進めて行く中で、アスカデザインさんとなら良いものを作れると確信したことを覚えています。

伝えたい芯の部分を二代目からヒアリングしながら、アスカデザインさんと制作を進めていきました。
特にこだわったのはサイトのトップ画面の見せ方です。
トップ画面から美味しさやお店の雰囲気が伝わるような写真を撮影し、基盤となる色目の部分を山本店の外壁の色に合わせてもらうことで落ち着いた雰囲気を演出しました。
最初の頃は私たちがサイトの完成形をイメージしきれていなかったというのもあって苦戦したのですが、アスカデザインさんが良い方向に導いてくれたこともあり、途中からはスピーディに進めることができました。

リニューアルして良かったと思うのは、何よりお客様から「以前のサイトよりも、すごく見やすくなった」というお褒めの言葉をいただけた時です。
また、それだけに限らず、取引先の業者の方からも、サイトが新しくなってお店の雰囲気が分かるようになったと言ってもらえました。
その後、ECサイトも立ち上げて、オンラインショッピングができる環境も整えました。
当初は、宝塚や兵庫県下の方が多かったのですが、最近では四国方面や関東圏など幅広い地域の方にお買い求めいただいており、店舗まで足を運べない方にも菅屋のお菓子を届けられていることがとても嬉しいです。

世の中に美味しい和菓子屋さんや洋菓子屋さんは多いですが、そのお菓子を世間に広める手段をあまり活用できているお店は少ないと感じています。
私は、そうした問題を解消するためにInstagramを用いておすすめ商品を紹介したり、YouTubeを用いて和菓子職人の技を紹介したり、SNSを積極的に活用しています。
こうした活動を通じて、はじめて菅屋を知ってもらった方から「美味しそう！」や「食べてみたい！」といったコメントを頂けることがやりがいにつながっています。
アスカデザインさんからは、SNSを発信するタイミングについてアドバイスをいただくなど、さまざまな面からサポートしてもらっています。

アスカデザインさんとは、毎月１回、１時間の定例会議を行い、前月や１年前のアクセス数と比較しながら、増減の理由を探り、その結果をもとに翌月に向けて売りたい商品をサイトのどこに掲載するかなどを決めています。
また、ECサイトで商品を購入する際に、ご高齢の方でもスムーズに購入できるような仕組みに改善したいとも考えています。
決済方法など難しい話も絡みますが、そのあたりもアスカデザインさんの協力を仰ぎながら一緒に進めます。
このように、困ったことや、悩んでいることにすぐに対応してくれる。アスカデザインさんは、私たちにとって本当に頼りになる存在です。

左）寶菓匠 菅屋　三代目　菅井和晴様
右）アスカデザイン代表　丸尾繁樹